サッカーのベルギー1部リーグでシュミット・ダニエル、鈴木優磨らが所属するシントトロイデンは3日、ホームでメヘレンと対戦し、2−1で勝利した。
先制点をあげた鈴木、シュミット、そして橋岡大樹がフル出場した。試合が最初に動いたのは前半の11分。「いいボールだったので当てるだけでした」と試合後にコメントしたように、右SBに入った橋岡が自陣左サイドからのロングボールを受け、ゴールライン際からマイナスの折り返し、それを鈴木が右足であわせ先制した。同42分には右からのクロスに抜け出した逆サイドの鈴木がジャンプしたところを倒されPK、それをムボヨが決め2点差で前半を折り返す。その後、何度かゴールに迫られるが、DFやシュミットの好セーブにあい無得点。終了間際、右サイドからのクロスにあわせられ得点を許してしまうが、試合はそのまま終了した。
まだ油断はできないが、9勝14敗8分の勝ち点35で試合数がすくないなか15位となり、降格圏脱出のきっかけをつかんだシントトロイデン。11日には、伊東純也のゲンクとアウェーで対戦する。試合後のインタビューで、PKを譲ったことに対して「彼のことをお父さんのように慕っているし、彼も僕に良くしてくれている。彼は長い間、僕にチャンスをくれていたので、彼が僕の目を見て蹴らせて欲しいと言ってきたので、蹴っていいよって。そういう関係性が出たかなと思います」とコメント。チームトップの得点を叩き出す原動力となっているチームメートとの良好な関係性を伺わせた。
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